PROGRAM

クライオEM Gatewayとは?

東京医科⻭科大学が日本電子株式会社、株式会社CeSPIAとの連携協定に基づいて設立した、ソフトとハードが一体化した研究開発拠点です。

クライオ電子顕微鏡を用いた観察手法(クライオ電顕法)は、構造変化がダイナミックで結晶の作製が困難なGタンパク質共役型受容体(GPCR)などの創薬ターゲットの三次元構造を解析することを可能とし、2017年にノーベル化学賞が授与されるなど、世界の製薬・医療に関係する研究開発に大きなインパクトを与えています。
一方で、クライオ電顕法は、測定対象となる生体サンプルの調整、高分解能クライオ電顕像の撮影、得られた測定データに基づく構造の解析(計算)などの様々な技術が総合的・一体的に運用されることが必要な手法であり、その利用には技術的・人的な基盤が必要となります。

東京医科⻭科大学(文京区湯島)に設立された「クライオEM Gateway」は、日本電子が管理する最先端のクライオ電子顕微鏡とIoT技術を介したオンラインで結ばれており、同装置による測定(データ収集)と連動する都心にあるGatewayとして、サンプル調製から測定・解析までのクライオ電顕法の研究開発工程を一貫して管理することが可能 となっています。

私達は、「クライオEM Gateway」を社会・産業界へ広く開放・提供し、東京医科⻭科大学が保有する研究や臨床の能力と融合させることで、創薬・医療分野におけるイノベーションのGatewayを築くことを目指しています。「クライオ電顕法に関心がある、またそれを用いた研究開発を計画・実施する企業等に対し、情報提供、技術研修さらには個別のニーズに応じた専門的コンサルティングを行う会員制のプログラムを運営しますので、製薬企業をはじめとする様々な機関からのご参加をお待ちしております。

プログラムのご紹介

企業等のニーズに応じ、パートナーシップ区分によるプログラムを提供します。(パートナーシップは有料による毎年の更新制。
1ライセンスにつき3名まで参加可)。なお、全てのパートナーシップメンバーを対象として 以下を実施します。

クライオ電顕に関する最先端の技術・研究のセミナー・講演等
(原則として年1回開催。3名まで参加無料。1名追加につき5000円)
「TMDU-JEOLクライオEM Gateway」での、各種技術デモの見学や機器の性能等に関する無料の技術相談
(回数・人数制限無の予約制。「日本電子」と共同で運営)

Bronzeブロンズメンバー
基礎入門プログラム30万円/年

原則として、構造解析に取り組んだ経験のない(今後の技術導入を検討する)企業等を対象として、半日のスクール形式の研修を行います。

Silverシルバーメンバー
基盤技術移転プログラム50万円/年

原則として、(何らかの手法により)構造解析を実施したことのある企業等を対象として、上記のスクール形式の研修(半日)と実習(半日)を行います。

GOLDゴールドメンバー
トライアル測定プログラム200万円/年

原則として、クライオ電顕法での構造解析を検討・実施したことがある(現在何らかの技術的ボトルネックを有している)企業等を対象として、予備的測定(サンプル調製を含む)までの技術等に関する個別のコンサルティングを行います。
【年間延べ20時間までを基本とし、1時間10万円の追加料金】

企業等にとって秘密度の高い測定や解析、研究開発支援等については、厳格な守秘義務下の個別の共同研究もしくは受託研究によって行います(上記プログラムとの併用も可能です)詳細は「株式会社CeSPIA」または「CeSPL, TMDU-ARIS」までご相談下さい。

[CeSPIA]
http://cespia.co.jp/
[CeSPL, TMDU-ARIS]
http://www.tmd.ac.jp/cesp/index.html
株式会社CeSPIA
クライオ電顕法による構造解析等を行うベンチャー企業(日本電子が出資する関連会社)
TEL:03-6262-5959